あ の音の矯正
あ の音はよく音が通り、ともすると強く聞こえる、という話を、仕事を通して聴いたことがある。
見た目の美は、これから次第にシニアになっていくうえで、仕方ない部分があるし、
せめて語り口調の美を磨いていこうか、と考えていたときに、この話を思い出した。
空気を含ませ、ややウィスパーに発音すると、耳に優しく響くらしい。
それで早速、最近、母音ならず子音にも あ が、含まれる音に注意して、話すようにしているのだけれど、
なるほど、なんとなく会話が優しくなるし、
相手が耳を傾けてくれる。
たしかに、宮沢りえさんや、広末涼子さんなど、息長く、良い作品に出る女優さんなんかは、ウィスパーボイス。
さらに世界的なところで見ると、メリル•ストリープなんて、ウィスパーの極み。
発声のハツラツとし過ぎるの女優さんは、
なんとなく、その場の商業主義的作品には良いが、エターナルに味わいには欠ける。
アイドルの曲が目前のセールスには効果があるのと、
名盤のジャズが何十年も愛されるのと。
声色の違いは偉大。
人には色々、癖がある。
そして癖の矯正は、概ね一カ月くらい、
徹底的に意識すれば、改善されていく。
今年は、語り口調を矯正していきたいけど、
まずは、あ からスタートし、二月くらいにはソフト化して、
次にだんだん広げていきたい。
面白いのは、濁音を徹底的に排除したトレーニング。
あ の次にトライしてみたい。
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