安定した人間関係を紡ぐヒント

気持ちがからまりがちな時に、
ベレネー•ブラウンの著書を読むとなんとなく軌道修正される。
また、彼女はやはりウィスパーボイスの持ち主で、スピーチも心に入りやすい。

多くの著書の中で吸収したいくつかのこと

>人はその人なりの最善を尽くしている

この考え方は、私の寛容性を広げてくれたように思う。
その人なりの、というところが大切で
私側の期待するところに、それが追いついていなくても、引き上げようとしないことが、結局自分の心も助ける

>恥について

これは英語と日本語のニュアンスや概念の微妙な異なりがあるけれど、
彼女の言う"恥"は、
プライドや、見栄に踏み込むことに、だいたい近いと解釈している。

そして、ともかく彼女のアドバイスを参考に、
コミュニケーションにおいて、相手のプライドや見栄によく配慮するようになった。
そこに注意するようにしてから、大変多くの人が、それに触れられることを
恐れているのだと、感じ取るようになった
それは確かに、鎧なのだ。

無理に鎧をはがして踏み込もうとすると、
ベレネーもたしか言っていたが、
>キレるか
>逃げるか
そう言う反応になり人間関係がこじれる

最近よく、褒めましょう! とむやみに騒がれるが、それは何故か。
概ね、相手の鎧を守ってやれるからである。
やたら理由もなく褒めても、自分自身が薄っぺらい気分になるけれど、
相手に良い気持ちでいて欲しいという優しさがあれば、
伝える口調も柔らかくなる

しかし互いの関係性を保ちつつ、どうしても相手に変わって欲しい時はある。自分の望む場所についてきて欲しいことがある。

それを進めるのは、一長一短にはいかない。
>信頼の積み重ね
それがあってようやく出来ること。

突進してくるものに、動物は攻撃か逃走で反応することを忘れないこと

重たい鎧を、注意深く、優しく取り外し、
相手を傷つけないように触れること

周りを威嚇してでも強引な人のほうが、一見得をしているように見えることもある。
実際、ことビジネスでは、猛威が必要なシーンもある。嫌われても、仕事は仕事なんだから、別に気にならないこともある。

しかし、良い恋愛や、円満な家庭、
そうした、結局は帰る、大切な場所では、
少しずつ解放しあい、整えあう、紡ぎのコミュニケーションが必要なのだ。

若いころには、私も子供で気短だったから、
それができずに、結局悲しんだことも、あったけれど。

こうした考えは偽善だろうか?
たとえ偽善という意見があっても、
それが美しい道徳に沿っているなら、
できるだけ、正しい道を歩いていたい。

もしかして短期的には損することがあるかもしれない。
けれどやっぱり、美しい道に立っていたい。

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